『怪人２１面相』　応援企画

ウォーキング・スタッフプロデュース舞台　『怪人２１面相』　応援企画

2017年6月19日から26日まで、下北沢シアター711にて、11回の公演がありました。
和田憲明氏演出作品は18年振りで、過酷な稽古を　「地獄を楽しんでます」　と
仰りながら、集中力を高め、本番を迎えられました。


1週間以上に渡ってお花を飾っていただくのは初めてで、
足し水を全通する方にお願いしたり、途中でお花を替えた方が良いのか分からなくて、
スタッフの方に相談しました。
劇場が狭いので、スタンド花などの大きなものは避けることや
期間中、管理はスタッフの方にお任せすることになる、と知り、
管理のいらない、プリザーブドフラワー1つにすることにしました。
劇場では、廊下に飾っていただきました。

　　　　　　　　　　　写真提供　まれさん

　写真提供　087.com様

　ご賛同いただいた皆様


ヨーニャンさん　アギー刑事さん　まれさん　さちままさん　
にんばばさん　たいぞうさん　あおいさん　邁進さん　あいりさん　
夕花さん　汀さん　エミイさん　ころんさん　吹雪

演出：和田憲明さん
脚本：野木萌葱さん
Cast：
　白砂駿嗣（元公安刑事）　…　俵木藤汰さん（ラッパ屋）
　幸村統夷（暴力団員）　…　木内秀信さん
　鳥羽山基（新聞記者）　…　小林大介さん（花組芝居）
　蓮見雅尚（会社役員）　…　石田佳央さん

木内さんの役は、暴力団員の幸村（こうむら）統夷。
元韓国中央情報部（KCIA）の韓国人職員で、
1973年の金大中事件の実行犯の１人でありましたが、
金大中氏を殺すことが出来なかったことから追われる身となりました。
公安に捕まったことがあり、半殺しの目に遭い、決死の覚悟で逃げたところを
元公安刑事の白砂に拾われ、手足となって働きます。
膝は骨が見えるほど負傷し、歩行に支障をきたしており、
その時のトラウマから過呼吸を起こすことがあります。

幸村は敬語を使うことが多く、始終機嫌が悪そうにしてますが、
甘党で、ポッキーやチョコボールを持っています。
ポッキーをかじった直後に、鳥羽山に胸倉を捕まれて、
床に落としてしまうシーンがありましたが、
千秋楽では、かじっていませんでした。

グリコ・森永事件の犯人とされるキツネ目の男は、KCIAのかつての仲間で
幸村が犯人一味だと分かり、執拗に追い詰めて来ます。
追い詰められた幸村は、遂に.....

千秋楽では、終演後に役者さんがご挨拶に登場した際、
一人一人のお名前のコールが俵木さんよりありました。
俵木さんのお名前は、木内さんがされました。

事実と犯人像の仮説を違和感なく繋ぎ、これが真実のようであったかの流れに
どんどん引き込まれて行き、社会派の重い舞台ではありますが、
素晴らしい作品であったと個人的には思いました。